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2015年1月10日土曜日

★糖尿病とED!

☆小堀善友 (こぼり よしとも)泌尿器科医 
2001年金沢大学医学部卒、2009年より獨協医科大学越谷病院泌尿器科勤務。
2014年9月から米国イリノイ大学シカゴ校に招請研究員として留学中。
専門分野:男性不妊症、勃起・射精障害、性感染症。

新年にあたり、上記、泌尿器科医・小堀善友医師の記事を読み、以下にふれてみます。
 
ある病気が直接の原因で、勃起障害(ED=Erectile Dysfunction)を引き起こすことがあるが、
その最たるものが、糖尿病ということです。

私も、9年ほど前に正式に糖尿病と診断され、運動と食事対策を1年半ほど続け、基準値に戻り、
以後もその対策で乗り切っております。

小堀医師の見解では、
「糖尿病患者さんのほとんどが程度の差こそあれ勃起障害を患っている」といっても過言ではない、とのこと。
日本性機能学会が監修しているED診療ガイドラインによれば、糖尿病患者のED有病率は、
EDの診断方法や対象患者で異なるものの、海外の自己記入方式の調査では35~46%、
直接面接調査では36~65%。
EDを判定するスコアである「国際勃起機能スコア:
IIEF(International Index of Erectile Function)」
による判定では、中程度以上のEDが71~86%と報告されているとのこと。

糖尿病患者が勃起障害になる確率は、そうでない人に比べ2~4倍も高いということですね。


糖尿病EDは治療薬が効きにくい

糖尿病を原因とするEDは心因性などの勃起障害に比べ、ED治療薬(PDE5阻害薬)が効きにくい、とのことです。
高血糖状態が続くと、血管や神経を痛め、結果的に様々な臓器に合併症を起こすリスクを高めることになるんですね。
勃起との関連で言えば、
糖尿病は動脈硬化、神経障害のほか、陰茎の組織にダメージを与えることにより、EDを発症させる。
動脈硬化が起こると陰茎に血液を供給する血管が狭くなることにより十分に血液が流れず、EDを引き起こすとのこと。

神経障害を患うとどうなるか?
 
勃起は、脳の指令を勃起中枢が受け取ることによって起こるという。
糖尿病が悪化すると、この司令塔(脳)と勃起中枢、陰茎の間の神経のシグナリング(信号伝達)に問題が起きる。
脳が性的刺激を受けたとしても、そのメッセージがペニスまで届かなくなってしまうとのこと。
更に、高血糖状態は勃起のために必要とされる神経伝達物質(一酸化窒素=NO)の産生も阻害する。
糖尿病に関連する他の化学物質も、ペニスに血液が集まるのを邪魔する効果があり、結果的に勃起障害を引き起こしてしまう。往々にして、これらの「悪材料」が重なることも、糖尿病由来の勃起障害の治療が「厄介な」所以。

勃起障害を主訴に泌尿器科を受診した患者のうち、自分が糖尿病だと認識していたのは17%でしかなかった、と小堀医師。

さらに、空腹時血糖値を調べたところ、5%に新たな糖尿病が、12%に耐糖能異常(糖尿病予備軍)が見つかった、という調査報告もある。(「ED診療ガイドライン」)。

当然のことながら、糖尿病の罹患期間が長ければ長いほど、勃起障害になる確率も、それが重篤化するリスクも高まることになるとのこと。
これから、子供が欲しいと考えている方は、特に注意が必要ですね。

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